神さまとの関係を深める祈りの課題
「どのようにして若い人は自分の道をきよく保てるでしょうか。あなたのことばに従ってそれを守ることです。」(新改訳 詩編119:9)
私が洗礼を受けた時、牧師先生が御言葉をくださいました。それは、新改訳聖書の詩編119編9節の御言葉でした。 もう一度、ゆっくりと読み味わってみてください。なぜ、ダビデはこんな祈りをしているのでしょうか? 「どのようにして若い人は自分の道をきよく保てるでしょうか。あなたのことばに従ってそれを守ることです。」 私たちが使っている聖書協会共同訳では、「どうすれば若者は自分の道を清く保てるでしょうか。あなたの言葉どおりにそれを守ることによってです」と訳されていました。 そして詩編119編全体を読みますとダビデが御言葉をいかに大事にしていたかが分かるのですが、その理由は、神さまを愛することは、そのお方が語られた言葉を愛することだからだ、という彼の信仰の確信があったからだと思います。 そうした中に「わたしはあなたに向かって罪を犯さないために、御言葉を心に貯えました」という御言葉もあります。この聖句、そして今日の聖句もそうですが、この詩編を記したダビデにとって、神さまがお嫌いになること(罪)を避けることは、彼にとって大きな関心事だったことが分かります。何故なら、それだけダビデにとって、神さまの存在、神さまとの関係がリアルなものだったからです。罪によってそのお方との関係にヒビが入ることが、彼にとっては一番悲しいことだったからです。 ところで、今のあなたの「祈祷課題」の中に、「どのようにして自分の道をきよく保てるでしょうか、教えてください」とか「あなたに向かって罪を犯さないために、どうしたらよいでしょうか。お教えください。」というものがあるでしょうか? ダビデに倣い、この祈りも、あなたの課題の中に加えてみてください。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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