後悔はやってからにしよう

「主は彼の方を向いて言われた。『行きなさい。あなたは持っている力を尽くして、イスラエルをミデヤン人の手から救うのだ。あなたを遣わすのはこの私だ。』」 （士師記6章14節）
　後悔はやってからにしましょう、結果は神さまが成し遂げてくださいます。 　ギデオンという若者は、ある日突然「力ある勇士よ」と呼びかけられてイスラエルを守る勇士に任命されてしまいました。しかし「お言葉ですが、私は弱くて若いのです」とおじけづきました。ギデオンが話している相手は主のみ使いでした。聖なる方を見てしまうと死んでしまう、と信じていたギデオンは「見てしまいました！」と後悔しました。やっても、やらなくても人は後悔する生き物です。自分が勇士などではないと信じ込んでいたギデオンは拒み続けます。「証拠を見せてください」と要求します。慎重な性格なので後悔したくなかったのです。 しかし、主のみ使いは「あなたは持っている力を尽くしなさい・・・あなたを遣わすのはこの私だ」と言いました。自分の持っている力を尽くせばいい。神様は、そのままのギデオンを用いようとされたのです。「あなたのその力で行け」と。そして、召しに応えるギデオンに成し遂げるための力を与えてくださいました。ありのままの自分の力で構わないのです。相応しくない時は、ちゃんと道を閉ざしてくださいますから。どのような結果になっても後悔するなら、神さまに応答してからにしましょう。
《祈り》神さま、この私で大丈夫でしょうか。私は間違った選択をしているのではないでしょうか。しかし、主よ、あなたは私を調べ、私を知っておられます。その知識は、私にはあまりに不思議、その愛は深く限りない。この私のすべては御手の中にあります。
牧師　和田一郎
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