何によるのか

「人々からでもなく、人を通してでもなく、イエス・キリストと、この方を死者の中から復活させた父なる神とによって使徒とされたパウロ」 （ガラテヤ1章1節）
　あなたの身分は何ですか。それは人によるものでしょうか、神によるものでしょうか。 私は以前、夏休みを利用して、アメリカの西海岸の町に行ったことがありました。現地の教会で日本人の留学生と知り合いました。留学生が私に「先週、信仰告白をしたのです。」と話してくれたので、私は「ああ、最近洗礼をうけたのだな」と思ったのです。しかし、よく聞いてみると、まだ洗礼は受けていないようでした。日本では信仰を告白すること、イコール洗礼を受ける、そして教会のメンバーになるという教会が多いと思います。しかし、私が出会った留学生の教会では、自分がイエスさまを救い主として信じた個人的な経験を大切にしているのだと思いました。思い返すと私も、洗礼式の日とは別に、イエスさまを受け入れた瞬間がありました。 パウロもイエスさまと出会って、イエスさまから直接「使徒」に任命された事を大切にしているのです。決して人に任命されたのではないのです、「イエス・キリストと・・・父なる神とによって」任命されました。私たちには、それぞれ身分が与えられています。パウロにとって、それは「使徒」でした。 あなたにとって「人々からでもなく神によって」与えられていることは、どんなことでしょうか。何者にされたでしょうか。私は夫とされ、パパとされ、牧師とされました。その他に市民とされ、日本人ともされています。それぞれが神さまに与えられた身分です。その身分の一つひとつを大切にしたいと思うのです。
《祈り》神さま、私は人々からでもなく、人を通してでもなく、あなたによって命が与えられました。そして、あなたによって与えられた身分があります。私はあなたの民、あなたの子です。ですから、あなたを頼りとします。
牧師　和田一郎
ご感想は下まで（スマホ・パソコンの方向けです） forms.gle/EkE9N8gDaJQ7ee2L9
発行者名：高座教会 連絡先：info@koza-church.jp 住所：大和市南林間２−１４−１