日曜日はロッカールーム

「聞け、イスラエルよ。私たちの神、主は唯一の主である・・・今日私が命じるこれらの言葉を心に留めなさい。」 (申命記6章4-6節)
 あの声を聞けよ。ファンは諦めちゃいない 世界で最強を誇っていたサッカーチームACミラン相手に前半0-3で圧倒されたハーフタイム、絶体絶命のピンチ。しかし、リバプールのサポーターが諦めまいと歌った『You’ll Never Walk Alone(あなたは決して一人で歩いているんじゃない)』の声がスタジアムに響きました。サポーターの大合唱はロッカールームの選手たちの耳に届きます。そこでキャプテンが鼓舞しました。「あの声を聞けよ。ファンは諦めちゃいない。」と。 後半に6分間で3得点を奪い同点とし、PK戦の末に優勝。いわゆる「イスタンブールの奇跡」の呼び水となったのはハーフタイムの激励でした。 ある神学者は「日曜日はロッカールーム」だといいました。日曜日の教会はロッカールームです。一週間の戦いの日々を過ごして「教会」というロッカールームに私たちは集ります。ロッカールームでは牧師や信徒の仲間から、次の一週間を生きていく励ましを受けることになるのです。そして、聖書は私たちに向けて呼びかけます。「聞け、イスラエルよ。私たちの神、主は唯一の主である。」 日曜日には教会に行きましょう。そこは生活のハーフタイムです。翌週に起こる私たちの神、唯一の主の奇跡の呼び水となる安息の場所です。
《祈り》主よ、私は疲れていました。どうせ努力は報われないと思っていました。ところが、ある人が礼拝で讃美歌を歌う姿を見て心が動かされました。よれよれの服を着ていましたが、神を心から喜んでいる姿を。その時から、何かが動きはじめたのです。奇跡の始まりに感謝いたします。
牧師 和田一郎
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